豊房 別所『日間神社』前の双体道祖神 西伯郡大山町のサイノカミ
鳥取県西部の民俗と石造物
大山町 豊房 別所のサイノカミさんは日間神社の道を挟んでだいたい正面にあります。
設置されているのは境内ではありませんが、ご祭神の中には猿田彦命の名前も。
また本殿の裏に、道祖神のように見えないでもない双体石造物がお祀りされているのも気になるところだったりします。
目印
日間神社
対象
双体道祖神
参考
塞神考(273)
鳥取県神社庁『日間神社』
依り代について
超大型の自然石。
深い円形の彫り込み内に浮き彫り線刻の双体神立像があります。
向かって右の男神は杖。
左の女神は宝珠を所持しています。
文字は認められません。
塞神考によると、神社裏に埋まっていたのを、古老の記憶を頼りに掘り出したものだそうです。
で、なんで埋めてあったのかというと盗難予防の為であり、祭りの時にわざわざ掘り出していたんだそうですね。
へ~!
類型:杖タイプ
神社裏の不明の石造物
丸彫りの双体石造物。
向かって左の男性は烏帽子のようなものを被り笏を所持。
男女の左右が珍しいとはいえ、それ以外の特徴はほぼ丸彫りの烏帽子タイプに合致します。
特に烏帽子を被った男神がそれとなく陽石に見えるところなど…
類型:烏帽子(丸彫り)タイプ(番外)